タカラトミーのミニカーであるチョロQとは

チョロQは小さくて主にゼンマイバネで動く自動車型の玩具です。発売当初から人気があったので、子どもの頃に遊んだことがある人もいるのではないでしょうか。またチョロQは様々なタイプがあるようですが、どんなものがあるのでしょうか。

ここではチョロQの仕組みや今までに発売されたタイプなどについて紹介していきます。

チョロQとは

チョロQとは、3〜4センチの大きさで、ゼンマイバネで動きます。少し後ろに下げるだけで前に進み、とても簡単に動かすことができます。これまでには、電池で動いたり、ゼンマイを巻くことで動く車もありましたが、ある年代以上の子どもでないと遊ぶのが難しかったようです。

チョロQは、バックさせると前に進むので、小さな子どもでも簡単に動かして遊ぶことができます。車体はプラスチック製で、動力部分にはエンジニアリングプラスチックを使っており、軽量でありながら驚くほどダッシュ力を発揮します。

開発当時ミニカーは自動車のおもちゃとして人気であったため、タカラもミニカーであるチョロQの前身「豆ダッシュ」のシリーズ開発をし、他社との差別化をはかるために動力を搭載しました。当時は動力を組み入れたミニカーはあまりなく、あったとしても電動式モーターがほとんどでした。

チョロQはゼンマイの動力だったため、低年齢の子どもでも遊びやすいように考慮されたのです。1970年末ごろには、価格も購入しやすい安価な値段で販売されていたようです。

チョロQの種類とは

チョロQは、数多くのシリーズが登場しています。人気自動車をモチーフとしたスタンダードシリーズ、様々な企業やディズニーキャラクターなどとコラボした、コラボレーションシリーズのチョロQも販売されています。また、限定商品も多く出ています。

「ご当地チョロQ」は、全国のバス会社が自社の観光バスや路線バスを模したり、自動車ディーラーがサービスのため新車を模したりしてできたものです。自動車だけではなく、電車やバイク、客船、航空機、珍しいものでは怪獣や北海道のかに、たこ焼きなどもあります。

1980年代には、自分で色を付けたり軽くしたりする小学生も現れたようで、「月刊コロコロコミック」など雑誌とのコラボ商品では、「改造セット」や「レースセット」などのグッズも多く販売されました。また人気の裏ではコピー商品と言われるものも大量に出回りました。

食玩のおまけやメーカーもわからない粗悪品、その他にもチョロQとほぼ同じような製品が大手メーカーから発売されていたのです。

スタンダードチョロQ

スタンダードチョロQは、長い間続いていたシリーズです。

2004年に発売された時点では99種類ありましたが、2007年には60種類になりました。4つのグループがあり、それぞれ異なるエンジンを搭載しました。

その中の「ハコスカGT-R」はスタンダードエンジンを積み、「タンクローリー」はゆっくり走るエンジンであるスローエンジンを積んでいます。「NEWインプレッサWRX」は、速く走るエンジンのスピードエンジンを積み、従来の製品よりも速く走るのです。

「ハイメディック救急車」は、走らせると途中から速くなるエンジンである2スピードエンジンを積んでいます。これらの違いは、内部のギアやゼンマイのバネの太さや長さを調整することで実現しています。またホイールとタイヤでは新しい金型を取り入れています。

2009年1月に展開は終了しましたが、2009年の10月には新シリーズであるチョロQハイブリッド!、2011年にはチョロQzeroへと受け継がれています。

チョロQzero

チョロQzeroは、2011年に最初のモデルが発売されました。構造はそれまでと同じですが、さらに実車に近いリアルな仕上がりになっています。最初はチョロQが発売された1980年代の実車がほとんどでしたが、そのあとには1970年代の後半のものも作られるようになり、幅が広がりました。

車種も日本の現行車の他に外車も見られ、広がりがあります。

初期に作られたスタンダードの製品を受け継ぎ窓ガラスが車体とは別になっている他、タイヤが合成ゴムではなくポリ塩化ビニルに新たに変更されています。また通常版のほかに色がえモデルであるディティールアップ版や仕様変更版のもの、シルバーなどでメッキしたメッキ仕様のものなども存在しています。

チョロQzeroの第1弾には、スカイラインシルエット、ソアラ2800GT、日産キャラバンなどがあります。珍しいものでは、「西部警察」や「あぶない刑事」のシリーズです。ドラマで登場したパトカーや護送車、シビリアンキッチンカーなどもチョロQで再現されています。

チョロQ Q-eyes

チョロQ-eyesは、2014年から発売されているシリーズです。ゼンマイ式ではなくモーターを内部に搭載しています。車体のフロント部分にセンサーが組み込まれ、障害物があると自動的に避けたり引き返すシステムになっています。

自動運転が可能であり、チョロQ単体のコースガレージセットもつくられています。また「日本おもちゃ大賞2014」ではイノベイティブ・トイ部門で優秀賞を受賞しているのです。チョロQ-eyesの「コースガレージセットNISSANGT-R」では、自由にコース作成できるコースパーツと自動走行の遊び方もひろがるガレージが付いており、様々な遊びが可能になっています。

変わったものでは「リラックマ コースガレージセット」というものがあります。リラックマの形になったチョロQが組み合わせたコースを自由に走るものです。セットにはリラックマの付いた可愛らしいガレージも付属しています。

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チョロQハイブリッド!

チョロQハイブリッド!は、2009年10月ごろから展開していたスタンダードチョロQを引き継いだシリーズです。従来のゼンマイ式に加え、リモコンで動かせるタイプを新たに増やし2種類になっています。

スタンダードチョロQにはなかった取り替えが出来るようになりました。車体の一部は共通のものになり、どんな種類のボディでも付け替えることが可能になったのです。ゼンマイタイプとリモコンタイプは共通のサイズであるので、ゼンマイのボディをリモコンのボディに取り替えることもできます。

専用のパーツも用意され、つけることによりスタンダードとは違うアクションもできるようになりました。「スピンパーツ」、「片輪走行パーツ」、「リバースタイヤ」の専用パーツが付属することで高速スピンなどのアクション走行が簡単にできるようになりました。

リモコンタイプは、クイックターンや高速ダッシュなどのアクティブな走行も可能になりました。